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【本の紹介】ソラの星


ソラの星 (メディアワークス文庫)ソラの星 (メディアワークス文庫)
(2012/01/25)
岩関 昂道

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「猫と人間の関係性は不思議だ。つかず離れず、という言葉がしっくりとくる。人間は猫を縛ることができない。猫も人間を頼りはしない。が、紀元前四千年頃の古代エジプトから今日に至るまで、本来臆病な性質を持っているはずの猫が、必ず人間の近くで暮らしているのだ。それも世界中、至る所で」

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ロートケプシェン、こっちへおいで 相沢沙呼


ロートケプシェン、こっちにおいでロートケプシェン、こっちにおいで
(2011/11/19)
相沢 沙呼

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マジシャン酉乃シリーズ(でいいのかな?)の第二作で相沢沙呼さん(名前は叙述トリック!)二作目の単行本、ロートケプシェン、こっちへおいで。
いちおう日常の謎だけど、これは紛れも無く青春小説です。ミステリ成分はおまけ。

前作に引き続きやたらと女の子の太ももが気になる変態ポチこと須川君と寡黙なマジシャン少女酉乃さんの進みそうで進まないやきもきさせる恋愛を中心に(なんでお前ら満塁でド直球の狙い球が来てんのに見送るんだよ!)、並行でいまやよくある風景となったイジメに焦点を当てて進んでいきます。

砂糖菓子や文学少女と同じで、児童文学と少女小説の間みたいな文章。ミステリやトリックに焦点があたるのはほんの一部で、基本的には思春期の少年少女の一人悩みが延々と続いて行きます。
理解とはなんなのか。相手は自分のことをどう思ってるのか。もしかしたら嫌われてるんじゃないか。自分の行為は実は迷惑なんじゃないか。
人によってはウザいとまで感じさせるような内面を描く絶妙な筆致は健在。そういう意味ではラノベに近い物語で非常に読みやすい。

さんざミステリ成分はほとんどないとか言ってきますが、落とすとこはちゃんと落としてきます。連作短編(風?)なので著者の構成力の高さもよくわかると思います。
甘酸っぱい青春ミステリが読みたくなった人は前作と合わせてどうぞ。

午前零時のサンドリヨン午前零時のサンドリヨン
(2009/10/10)
相沢 沙呼

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九百人のお祖母さん R・A・ラファティ

一ヶ月ぶりの更新。『面白くて読みやすい』という話なのにこの作品を紹介せずにいられるか!


九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)
(1988/02)
R.A. ラファティ

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これほどまで『奇想天外』という言葉が似合う作品が他にあるだろうか。
R・A・ラファティと言えば、SF界きっての奇人として有名な作家で、その作品はまさに狂っているとしか言いようがない。
ただ狂ってるといっても、ストーリーが破綻しているとか、理解の域を越えているとかそういうことではない。
この『九百人のお祖母さん』は21編の短編からなる短篇集だが、そのどれもが一風変わった設定で、話の展開も僕らのような常人には絶対に想像できないような広がりを見せる。そういう意味でこの作品は狂っている!

しかし狂ってるだけで終わらせないのがラファティの魅力。
マッドな話の展開もたちどころに可笑しさに変えてしまうブラックユーモア。そしてその影には深淵な知性が隠れていることに気が付かせる。
天才っていうのは多分こういう人物の事を指すのだろう。そう思うくらい彼の機知に富んだ文章には驚かされる。

ちなみに表題の『九百人のお祖母さん』とは、とある惑星の不死な(不老ではない)人種についての物語で、死なないので、お祖母さんの母親の母親の母親の……という具合にお祖母さんが九百人いる、という話。この不老ではない不死っていうのがポイントで、お祖母さんになればなるほど姿が変わっていく、ちょっと不気味さ漂う作品。

ついでに自分のお気に入りはと言うと、『われらかくシャルルマーニュを悩ませり』という作品で、優秀な科学者たちが過去を変える実験をするという話だけど……まあそれは読んでからのお楽しみということで。

夏への扉 ロバート・A・ハイライン

色々やってみて分かったんですけど、書評って難しいんですよね。ちゃんとした知識と、論理的な思考力と、説得力のある文章力……。そういうもんが必要で、考えてみたら僕にはそういうの無かった!でも好きな本を誰かに紹介したいなーという自分にしては珍しく情熱的な気持ちがあったので、わざわざブログまで作ってこんな事やってるわけです。

で、だ。ここは別に読書好きが集まって討論する場じゃないし、ましてやなーんか難しそーな本について難しそーな言葉であーだこーだ言って批評家気取りってのもいけすかない。ということで、ここでは普段小説に触れる機会が少ない人でも『読みやすく』『楽しめる』ということに重点を置いて紹介していこうと思います。ね。


夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
(2010/01/30)
ロバート・A. ハインライン

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さて、色々考えた結果1作品目はこれだ。知ってる人にとっては言わずとも知れた名作SF、ロバート・A・ハイラインの『夏への扉』。

( ゚Д゚)<ケッ、SFかよ。冒頭であんなコト言っておいてなんてこった。ハイ解散解散

⊂(゚Д゚;⊂))⊂( ´゚д゚`) ズルズル

まあちょっと待って欲しい。たしかにこの作品は名作SFでもあるが、同時に名作ラブロマンスでもあり、そして名作『猫』小説でもある。

簡単にあらすじを説明すると、三十路の発明家が親友と恋人に騙され、会社をクビにされ、さらに発明品の特許まで奪われてしまった!発明家は世を儚み、ロリコンに目覚め、そしてあろうことか20歳下のょぅι゛ょに求婚するというお話だ!世の中の全ロリコンのための、不朽の名作!!

( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

(.;.;)ω;)間違ってないよ……

茶番はここらへんにして。あらすじはアマゾンにでも書いてあるかな。
この『夏への扉』は所謂時間SFだ。最近ではシュタインズ・ゲートやまどか☆マギカなんかで時間SFが注目され気味なのでこの作品を選んだ、という理由もある。

ガジェットはコールドスリープとタイムマシンとロボット(作中ではハイヤードガールとか、フレキシブルフランクとか)。

コールドスリープとタイムマシンは1970年と2000年を結んでいる。僕らにとって1970年と2000年というのは過去の一部部分だが(そもそも1970年なんて生まれてねーよ!)この『夏への扉』が発表されたのは1956年。つまりこの作品は近未来SFなわけだ。その時代にはおそらくそんな言葉は無かっただろうけど。
だがこの2つのガジェットは何も斬新なものではない。ただその二つの時代を行き来出来る、というだけでタイムパラドックスもなんてことはない類のものに収まっている。
ロボットも意思を持って動くわけでもなく、命令に従うだけのまさに文化『女中』器である。

しかしこの作品の何よりの魅力は、その凡庸なガジェットをリアリティとユーモアに富んだ表現で描き(ぜひコールドスリープの契約の場面と、タイムマシンを使うやりとりには注目してもらいたい)、そしてそこに挿入される人間ドラマのロマンティックさ!SFだタイムマシンがなんだと言ってきたが、やはり一番の魅力はそこだと思います。SFであり、極上のラブロマンス!

物語は騙されて悲壮感に打ちひしがれているところから始まり、後半からどんどん追い上げていくストーリーで、読み終わった後は本当に気持ちがいい。
SFが苦手で敬遠しているという人にこそ、読んで欲しい一冊。ロリコン万歳!!

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