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夏への扉 ロバート・A・ハイライン

色々やってみて分かったんですけど、書評って難しいんですよね。ちゃんとした知識と、論理的な思考力と、説得力のある文章力……。そういうもんが必要で、考えてみたら僕にはそういうの無かった!でも好きな本を誰かに紹介したいなーという自分にしては珍しく情熱的な気持ちがあったので、わざわざブログまで作ってこんな事やってるわけです。

で、だ。ここは別に読書好きが集まって討論する場じゃないし、ましてやなーんか難しそーな本について難しそーな言葉であーだこーだ言って批評家気取りってのもいけすかない。ということで、ここでは普段小説に触れる機会が少ない人でも『読みやすく』『楽しめる』ということに重点を置いて紹介していこうと思います。ね。


夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
(2010/01/30)
ロバート・A. ハインライン

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さて、色々考えた結果1作品目はこれだ。知ってる人にとっては言わずとも知れた名作SF、ロバート・A・ハイラインの『夏への扉』。

( ゚Д゚)<ケッ、SFかよ。冒頭であんなコト言っておいてなんてこった。ハイ解散解散

⊂(゚Д゚;⊂))⊂( ´゚д゚`) ズルズル

まあちょっと待って欲しい。たしかにこの作品は名作SFでもあるが、同時に名作ラブロマンスでもあり、そして名作『猫』小説でもある。

簡単にあらすじを説明すると、三十路の発明家が親友と恋人に騙され、会社をクビにされ、さらに発明品の特許まで奪われてしまった!発明家は世を儚み、ロリコンに目覚め、そしてあろうことか20歳下のょぅι゛ょに求婚するというお話だ!世の中の全ロリコンのための、不朽の名作!!

( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

(.;.;)ω;)間違ってないよ……

茶番はここらへんにして。あらすじはアマゾンにでも書いてあるかな。
この『夏への扉』は所謂時間SFだ。最近ではシュタインズ・ゲートやまどか☆マギカなんかで時間SFが注目され気味なのでこの作品を選んだ、という理由もある。

ガジェットはコールドスリープとタイムマシンとロボット(作中ではハイヤードガールとか、フレキシブルフランクとか)。

コールドスリープとタイムマシンは1970年と2000年を結んでいる。僕らにとって1970年と2000年というのは過去の一部部分だが(そもそも1970年なんて生まれてねーよ!)この『夏への扉』が発表されたのは1956年。つまりこの作品は近未来SFなわけだ。その時代にはおそらくそんな言葉は無かっただろうけど。
だがこの2つのガジェットは何も斬新なものではない。ただその二つの時代を行き来出来る、というだけでタイムパラドックスもなんてことはない類のものに収まっている。
ロボットも意思を持って動くわけでもなく、命令に従うだけのまさに文化『女中』器である。

しかしこの作品の何よりの魅力は、その凡庸なガジェットをリアリティとユーモアに富んだ表現で描き(ぜひコールドスリープの契約の場面と、タイムマシンを使うやりとりには注目してもらいたい)、そしてそこに挿入される人間ドラマのロマンティックさ!SFだタイムマシンがなんだと言ってきたが、やはり一番の魅力はそこだと思います。SFであり、極上のラブロマンス!

物語は騙されて悲壮感に打ちひしがれているところから始まり、後半からどんどん追い上げていくストーリーで、読み終わった後は本当に気持ちがいい。
SFが苦手で敬遠しているという人にこそ、読んで欲しい一冊。ロリコン万歳!!
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