06
:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

九百人のお祖母さん R・A・ラファティ

一ヶ月ぶりの更新。『面白くて読みやすい』という話なのにこの作品を紹介せずにいられるか!


九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)
(1988/02)
R.A. ラファティ

商品詳細を見る


これほどまで『奇想天外』という言葉が似合う作品が他にあるだろうか。
R・A・ラファティと言えば、SF界きっての奇人として有名な作家で、その作品はまさに狂っているとしか言いようがない。
ただ狂ってるといっても、ストーリーが破綻しているとか、理解の域を越えているとかそういうことではない。
この『九百人のお祖母さん』は21編の短編からなる短篇集だが、そのどれもが一風変わった設定で、話の展開も僕らのような常人には絶対に想像できないような広がりを見せる。そういう意味でこの作品は狂っている!

しかし狂ってるだけで終わらせないのがラファティの魅力。
マッドな話の展開もたちどころに可笑しさに変えてしまうブラックユーモア。そしてその影には深淵な知性が隠れていることに気が付かせる。
天才っていうのは多分こういう人物の事を指すのだろう。そう思うくらい彼の機知に富んだ文章には驚かされる。

ちなみに表題の『九百人のお祖母さん』とは、とある惑星の不死な(不老ではない)人種についての物語で、死なないので、お祖母さんの母親の母親の母親の……という具合にお祖母さんが九百人いる、という話。この不老ではない不死っていうのがポイントで、お祖母さんになればなるほど姿が変わっていく、ちょっと不気味さ漂う作品。

ついでに自分のお気に入りはと言うと、『われらかくシャルルマーニュを悩ませり』という作品で、優秀な科学者たちが過去を変える実験をするという話だけど……まあそれは読んでからのお楽しみということで。
スポンサーサイト
Secret

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ついったー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。